ガールズバーに行ったら彼女ができた話④

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ついにNちゃんと付き合うことに成功した僕。そしてちゃっかりKくんも同じガールズバーの女の子と付き合っていた!

 

ガールズバーを辞めると約束してくれたNちゃんと付き合い幸せな日々が始まった。

 

…と思いきや、本当の修羅場はここからだった。

 

いったい僕たちはどうなってしまうのか。ついでにKくんはどうなるのか。目が離せません。

 

 

〈過去記事はこちらからどうぞ〉

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平穏な日々?

お互いに彼女ができガールズバーに通う頻度は減った僕とKくん。

 

ガールズバーに通うことは少なくなったものの、相変わらず2人で飲みに行く頻度は変わらない。

 

飲みに行ってはお互いに「彼女はどう?」っていう話をしては、結局楽しいよな!っていう話にまとまりテンションが上がるハッピー野郎2人。

 

Kくんは彼女がガールズバーで働くことに関してあまり気にしていないようで、彼女は辞めずにそのまま働くということになったそうです。

 

一方Nちゃんはその月いっぱいまでは出勤するということに。

 

早く辞めて欲しい気持ちを抑え、とりあえず今月いっぱいは頑張りなと言って送り出す日々。逢う時間もLINEも増え、付き合って間もないとき特有の初々しい時間を過ごしていました。

 

僕はガールズバーの女の子って若干取っ付き難くてプライドが高いイメージがあったのですが、Nちゃんと付き合ってそのイメージが180度変わりました。

 

普通にいい子だしプライドも高くない。勝手な先入観で決めつけていたなぁと反省していました。

 

或る日突然Kくんから連絡が・・・

だいたいKくんと飲むときは向こうからLINEがきて誘われることが多いのですが、その日もいつもの如くKからLINEが。いつもみたいに飲みの誘いかな~と思ってLINEを開きメッセージを読む。そしたら何となくいつもと雰囲気が違うんです。普通なら「18時に〇〇駅集合で!!」みたいな感じで一方的に時間と集合場所を指定してくるのですが、その日は

 

「今日ちょっと時間ある?」

 

っていうメッセージが。おかしい。明らかにおかしいのです。天上天下唯我独尊男のKくんがこちらの意見を聞くなんて。ましてや飲みの誘いじゃないなんて。その日僕はバイトだったので終わってからなら大丈夫と返信、バイト中気が気ではありませんでした。

 

そんなこんなでバイトに集中できないまま上がる時間に。終わってから速攻でKくんに連絡。なぜかその日は公園で缶ビールを飲みながら話すことに。

 

「ますますおかしい・・・」

どんどん不信感が募ります。

 

5分…10分…15分… 

いくらたってもいつもと変わらない会話が続きます。僕自身も変な違和感を感じていたのでですが何か怖くて切り出せない。

 

でも、なにか言いづらいことを言おうとしているオーラがビンビン伝わってくるんですよ。でも何を言おうとしているのか見当もつかない。

 

僕の不安も膨らみきり、爆発する寸前になった時、ついにKくんが重い口を開きました。

 

衝撃の告白

「とりあえず話が終わるまで落ち着いて聞いてほしいんだけど大丈夫?」

 

こんなことを言われました。Kくんがこんなに真剣な顔をしているのは部活の引退試合のとき以来(高校が同じで部活も一緒だった)、ふだんこんな顔をしないだけに緊張が高まります。

 

何を言われるんだろう。とドキドキしつつも

「わかった。話して」

と返事。正直このときの雰囲気は異常に重かったので、話しなんか聞かないで酒飲んで帰りたかったのですが、そんなわけにもいかず承諾。

 

覚悟を決めたような顔をするKくん。ついに衝撃発言が飛び出します。

 

 

 

 

「Nちゃん、お前のことだましてるよ」

 

 

「えっ?ちょっと待って、何て言った?」

状況が呑み込めず、聞き間違えたのかと思い、聞き返す僕。するとKくんはもう一度

 

「Nちゃん、お前のことだましてるんだって」といいました。

 

いってる意味が分かりませんでした。混乱する僕を気にも止めずKくんは話を続けます。混乱していたのもあり少し上の空で話を聞いていたのですがKくんの話をまとめると、

 

・Nちゃんは僕をだましている

 

・NちゃんはKくんと彼女を別れさせるために僕に近づき付き合っている

 

・これらはすべてガールズバーの店長に指示されたことで、僕経由で得た情報をNちゃんは店長に密告している。しかも報酬(お金)も貰っている

 

・Kくんはたまたま密告している現場をみた彼女からこの話を聞き、黙っていてと彼女に頼まれたが、仲のいい友達を見過ごせなくて僕にしゃべった

 

・これらは裏が取れている話だからNちゃんと別れたほうがいい

 

・Kくんは彼女がガールズバーで働くのは気にしていなかったが、そんなことする店長なら辞めてほしいし、Kくんの彼女自身も辞めると言っている。そして目の前で店長に電話して辞める意思を伝えていた

 

このようなことを言っていました。つまりはNちゃんは好きとか嫌いとかではなく、店長の支持で僕と付き合ったという話だったのです。

 

 

最終的にはNちゃんが僕にKくんの彼女がKくんの悪口を言っているという情報を流し、それを僕がKくんに伝える(仲がいいから恐らく言うだろうという算段だったらしい)、そしてKくんたちを別れさせる。ちょっと分かりにくいかもしれませんがこんな感じです。

 

この作戦のための第一歩が僕を本気にさせて付き合うっていうことだったらしいのです。

 

たしかに以前、KくんからNちゃんは僕をめんどくさがっているって聞いたし、何より1度僕はNちゃんにLINEをブロックされている。その時は連絡先が消えたといわれたが、よくよく考えると怪しい。

 

どんどん僕の中でNちゃんに対する不信感が募っていく。大の仲良しのKくんがわざわざ呼び出して嘘をいうような人ではないし、僕のことをだますということも考えにくい。

 

ますます混乱しどうしていいかわからない。だからもうNちゃんに直接聞こうって思いました。

 

めちゃめちゃ怖かったのですが、このまま騙されたまま付き合うのはキツイ。もし本当の話なら未だ付き合って日が浅いうちに別れようと思ったんです。

 

でも僕とNちゃんが2人で喋っても、知らないって言われて誤魔化されるのが関の山。そう考えた僕はKくんがいるその場でNちゃんに電話をして誤魔化されないように、逃げ道を塞ぐ意味でもKくんにも聞こえる形で話すことにしました。

 

いったい何て言うのか、どきどきしながら電話をかける。

 

コール音が1回…2回…3回…(ガチャ)

 

ついにNちゃんが出ました。果たしてNちゃんは何て言うのか。Kくんの話は本当なのか。僕の恋の行方はどうなるのか・・・

 

 

 

 

つづきはまた今度

次の更新をお楽しみに!