NHKと僕の受信料の解約をめぐる闘い

みなさんＮＨＫって知ってます？

もし知らない人がいると困るので一応説明したいと思いますが、突然やってきて法律が何とかといって理不尽に受信料をもぎ取っていく悪魔です。特に一人暮らしの学生にとっては契約すると地味に痛い出費。

そんな僕も東京で一人暮らしをする学生。そんな僕の家にも奴らは当然のようにやってきました。これはＮＨＫと僕の壮絶な戦いを描いた実話です。

これから新生活を始める人には特に読んでいただきたい。

１年前

ちょうど１年ほど前にさかのぼります。

一人暮らしをし始めたばかりの時、僕は某掲示板で一人暮らしするにあたって気を付けることを見ていました。そんな中にこんな言葉が。

「ＮＨＫの受信料は払わなくてもいい、もし契約取りに来たらテレビはありませんで通せ」

あぁ～ＮＨＫは受信料を払わせるために家に来るのかぁなんて思ったことを覚えています。でもそもそもアポなしの訪問には基本的に出ないから大丈夫だなと考えてました。

そして２年ほどはＮＨＫらしき奴が来ても居留守などのテクニックを駆使し、何とかやり過ごして生活をしていました。

しかし、東京にきて３年目ちょうど今から１年前ほどに事件は動きます。

その日の天気は快晴。冬も終わりをつげ春の陽気でぽかぽか。絶好の掃除日和でした。僕は散らかった部屋を掃除しようと思い立ち午前中から大掃除をすることに決めました。

普段はサクッと掃除機かけるくらいの掃除なのですが、この日は天気が良くて気分もよかったため、家の隅々まで掃除をすることにしてしまったんです。

テレビを大音量で付け、玄関を全開にして鼻歌を歌いながらウキウキで掃除機をかけていました。

その時です。

「こんにちは～ＮＨＫの者です～」

やっちまった・・・普段ならＮＨＫなんて居留守でやり過ごすのに・・・

テレビの音と自分の鼻歌で人の気配を感じるのが遅れてしまったのです。しかも玄関は全開だし。

さすがに玄関を全開で掃除してるので居留守を使うことは不可能。しょうがないので対応することに。

すると奴らはネットで見かけたテンプレートの言葉を発し始めます。

「放送法に基づきテレビを持っていたら契約する必要があるんで契約お願いします～」みたいなことを言います。

なにを言っても「法律で決まってるから～」の一点張り。しかも過剰に攻撃的な口調でむかつきます。

でも僕がもしＮＨＫの人が来たときに言おうと思っていた奥の手である「テレビはない」は今回ばかりは通用しないんです。なぜならテレビを大音量で流していたから。

玄関が開いていることもあり外にも音は聞こえています。来た瞬間消せればよかったんですけど、玄関にいるときにＮＨＫのやつも来たので、テレビを消す時間がなかった。ものすごく悔やまれます。

もし「うちにテレビはありません！」と言おうものなら、「いやいやｗテレビついてますやんｗ」と言われるのはわかりきっている。さすがに一瞬でばれる嘘はついてもしょうがないので、しぶしぶ契約することになってしまいました。

「勝手に電波流しといて金払えはずりぃだろ！じゃあ今から裸見せてやるから金よこせ！」って言ってやろうかと思いましたが、僕も成人しているメンズ。物事を考える力は人並みにはあるので言いませんでした。

でも唯一の抵抗としてコンビニ支払いにしました。なぜなら口座引き落としにすると絶対に引き落とされてしまう。コンビニ支払いにすれば無視できるのでは？というせこい考えをしたからです。

契約してる時点で払わなければいけないんですけどねｗ

払いたくないなら契約自体をしないことです。

で、結局僕は受信料の支払いをしていませんでした。無視していたというよりは普通に忘れていました。

そしてＮＨＫのことなんかすっかり忘れていたとき、再び奴らはやってきました。

ＮＨＫ再来

ＮＨＫなんかすっかり忘れていたので受信料は契約してから最初に１回払っただけ。でも契約はしてるから名目上僕は「契約してるのに払わない奴」という認識をされているわけです。

なのでＮＨＫも痺れを切らしたのか僕の家まではるばるやってきました。

「ＮＨＫのものです～契約されているはずなのに料金が支払われていないんですが～」

てきなことを玄関先で行っていたので、しょうがないから対応してやることに。そいつの言い分をまとめるとこうです。

・１年前に契約したのに払ってないよな？

・とりあえずコンビニ支払いだから忘れるんだよ。口座から引き落とすから紙に書け

こんな感じのことを言ってきました。もうちょい詳しく説明すると、若い人（特に学生）はお金がない人が多いかもしれないから基本的には受信料の支払いは待っててやる場合が多いらしい。それからマイナンバー出来たから近いうちに紐づけされて、今払ってない人も払うようなるとか。嘘か本当かはわかりませんが、ちょっと嘘くさかったです

そして一番謎だったのが、「今までのお金は別に払わなくていいから今月分は払え」って言われたこと。

聞いた瞬間「？？？」ってなったんですが、おそらく奴らは目先の支払いに目がくらんだのでしょう。過去の支払請求するよりも確実に今月分の支払いをさせようという魂胆なのです。

「過去の分払わなくていいって意味わからなくない？」って尋ねてみると、本当は払ってほしいのですが我々も鬼ではないし、何より支払いは強制ではない」と言っていました。

「は？強制じゃないなら契約するとき法律がなんとかって脅してきたじゃねぇか！バカ！」と思ったかは別として、ＮＨＫの受信料は僕が思ってたよりも適当何だなと感じました。しかもこの言い方ですとちゃんと払ってる人が馬鹿みたいだし。

だからここで僕は動きました。

「ていうか、テレビなかったら契約しなくていいんですよね？」

「はい、そういうことになっております」

「ふ～ん、実は家にテレビないんですわ」

「えっ！テレビないんですか？でも契約したってことはあるんじゃないの・・・？」

「捨てたんですよ。結構前に。だから家にテレビない」

「あっそうだったんですね。」

大勝利